餃子の具材は人それぞれで、何を入れるかに特別なルールはありません。
そのため「ネギとニラ、どちらが餃子に合うか?」という疑問が生じることもあります。
ニラは必須!という家庭も多いのではないでしょうか。
餃子に独特の味や香りを加えるのは、ニラだと思います。
ネギを使うと、ニラに比べてパンチが足りないと感じるかもしれません。
その場合は、ニンニクを加えるとニラに似た風味になります。
ただし、ニラを使わず、ネギを使ったレシピもたくさんあるので、最終的には好みになりますね。
この記事では、ネギとニラのどちらを選ぶべきかや、餃子に適した野菜について紹介します。
ネギとニラ、餃子にはどちらを選ぶ?
ネギもニラも、どちらも香りが特徴的な野菜ですが、餃子に使うとどのような違いが出るのでしょうか。
通常、餃子にはニラを使うレシピが多いですが、ネギを使ったレシピも見かけます。
ニラが選ばれることが多いのは、その香りとパンチのきいた味のためでしょう。
食欲をそそりますよね・・・
鮮やかな緑色も、とても美味しそうに見えます。
ニラは、餃子の餡に深みと香りを加える役割を果たします。
一方で、ネギを使うレシピも存在します。
自宅にあった昔の料理本を確認したところ、ネギを使っていました(ニンニクも使っていませんでした)。
ネギはニラと同じように、香味野菜としての役割を果たします。
もしかしたらシャキシャキとした食感を感じる方もいるかもしれませんが、わが家では、特に感じたことがないので、食感としてはネギもニラも餡に馴染む食材だと思います。
そのため、ニラとネギ、どちらがよいかは好みによると言えるでしょう。
二ラやニンニクの香りが強すぎて苦手という方もいますしね。
また、ニラとネギの両方を使うレシピもあります。
実際にわが家では、ニラとネギ、両方入れてます。
特に理由はないのですが、母がそうしていたからです。
中華と言えばネギ・ニンニク・生姜がセットのように思っているので、深く考えずに入れていたようです。
ネギとニラの両方入れれば、それだけ野菜の種類が増えて何となくうれしい、という理由もあります。
冷蔵庫にニラが少ししかなかった時は、ニンニクを加えることもあります。
ニラやニンニクの方が匂いは強いので、仕事がら、香りが強いものを避けたい場合には、ネギのみがよさそうですね。
餃子は、好みに合わせてアレンジが自由にできるのが大きな魅力です。
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餃子にぴったりの野菜たち
餃子には通常、キャベツや白菜がよく使われます。
キャベツや白菜、ニラやネギにプラスして加えると、より餃子が美味しくなる野菜を紹介します。
・しいたけ
・生姜
・玉ねぎ
・大葉
一つずつ見ていきましょう。
干ししいたけ
しいたけやえのきなどのキノコも、餃子の具に最適です。
細かく切ったキノコを加えることで、餃子がジューシーでうま味たっぷりになります。
おすすめは干ししいたけです。
わが家では必ず入れています。
和風の味付けが好きなら、鶏ひき肉を使って軽やかな餡もいいですね。
生姜
餃子に加える生姜は、すりおろすよりも細かく刻んで入れる方がおすすめです。
生姜は少量でもその風味が強く感じられるため、すりおろしでは全体が生姜の味に支配されがちです。
細かく刻んだ生姜を少し加えることで、餃子に爽やかなアクセントを加えることができます。
すりおろして使うレシピもあるので、両方試してみてもいいですね。
玉ねぎ
玉ねぎを餃子の具材として使う際におすすめなのは、飴色に炒めてから肉と混ぜる方法です。
炒めることで玉ねぎの甘みが引き出され、香ばしい風味が加わります。
炒めた玉ねぎを肉と混ざると、餃子の味わいが一層深まるでしょう。
200gのひき肉に対して、玉ねぎは50gくらいが適量です。
時間をかけて飴色玉ねぎを餃子に加えることで味に深みが出るので、ぜひ試してみてください。
シャキシャキ感が好きな方には、炒めず使ってももちろんOK。
その食感を活かして、大きめにカットして餃子に加えると、また違った美味しさが楽しめます。
大葉(シソ)
しそ入り餃子も、爽やかな香りで餃子によく合い美味しいです。
肉と一緒にみじん切りにして混ぜるのも良いですが、包むときに皮の上に葉をそのままのせてから、通常通りに餡を包むのがおすすめ。
皮に大葉をのせて包む方法なら、半量は普通のギョーザ、半量はシソ入りギョーザ、と味を分けることができます。
キャベツと白菜、地域別で異なる餃子の具材
餃子の具材は、各家庭のレシピによって変わるだけでなく、地域によっても違いが見られます。
キャベツを使うのは、主に東日本の地域で多く見られる傾向があります。
西日本ではキャベツを使う餃子も多いですが、中国地方、四国、そして九州の一部では白菜が主流とされています。
特に山口県、広島県、佐賀県、大分県では白菜を好む人が多いようです。
東日本では、秋田県の一部を除き、白菜を使うことは少ないのだとか。
この地域差は、キャベツが主に関東地方の群馬県や千葉県などで多く生産されていることが関係しているかもしれません。
地元の食材として親しまれている野菜を、餃子に使用する地域もあります。
たとえば、広島県では観音ネギを使った餃子も定番のようです。
これは、広島のお好み焼きにも使用される観音ネギを餃子で使用することにより、地元の食材として親しまれているからです。
ちなみに、私の両親は東日本の出身ですが、白菜を使ったり、キャベツを使ったり、両方使ったりといろいろです。
子供の頃は、白菜がメインだったような気もします。
このように、各地で異なる野菜を使った餃子は、その地域の風土や文化を反映しており、地域の特色を楽しむ一つの方法です。
全国各地の餃子を食べ比べてみるのも、地域の味を発見する楽しい経験となります。
まとめ
一般的に、餃子にはニラが多く使われます。
ニラの香りが餃子の味を引き立て、食感の面でも邪魔をしないためです。
一方で、ニラより癖の少ないネギを使った餃子のレシピもたくさんあります。
どっちを選ぶかは、好みの要素も大きいですね。
餃子は、友人や家族が集まる場所でのパーティーメニューにぴったりです。
市販のものも美味しいですが、手作りで包んで焼くとさらに美味しさが増します。
(量が多いと大変ですけどね)
ニラかネギか迷ったら、それぞれ作ってみてどっちが好みか試してみるのも楽しそうです。